JavaOne 2017 報告会へ行ってきた
ようやく風邪から治ったので初投稿です。
Javaの方向性
Javaのキーワードにnimbleが新しく追加。
nimbleは軽量、素早さ。
ITの変化の速さに対応していく。
Javaのリリースについて
まず、OracleJDKとOpenJDKの技術差を1年かけてなくす。
ソースコードは一本化。
OpenJDKは6ヶ月ごとのリリース。
LTSはなしで、6ヶ月ごとに最新版にアップデートして使う。
OracleJDKと技術的な差分がないバイナリ配布。
OracleJDKの無償版は18.3まで。
18.9以降は3年ごとに8年間のLTSがある有償版。
http://www.oracle.com/technetwork/jp/java/eol-135779-ja.html
次の機能リリースであるJava SE 18.3スケジュールや追加される機能は
http://openjdk.java.net/projects/jdk/18.3/
Java EE
間違えやすいけど、EE4Jは移管プロジェクト名。
ブランド名はこれから決める。
速度が落ちるのでJCPのような仕様策定の標準化はしないけど、JSRのような仕組みは取り入れる予定。
OracleはJava EEサポートに関する既存のベンダー(日本だとNECや富士通とか)との契約は尊重。
ライセンスやJava EEの認定も引き続きサポート。
Java EE 8は2025年まではサポートするので、ベンダーはその間にEE4Jへの移行方針を決めてほしい。
その他
IntelがPM(Persistent Memory)に合わせてJavaに力を入れている。
PMはDRAMより大容量で価格が安い代わりに速度は遅い。
Javaでは揮発するヒープとしても、永続化先としても使える。
揮発するヒープとしての用途はビッグデータやインメモリDBのような大容量を使うアプリ。
マイクロサービス関連は細かい実装よりも取り組んだ事例や組織面のセッションが多かったらしい。
フレームワークやライブラリは自前で開発したりラッピングするものではなく、consumeするもの。
それよりも、「サービス」という部品をどう協調させていくかが重要。
コミュニティ関連やフォトセッション、LTは非常に面白かった。
ただ、写真で見るのと現地に行ってその場の空気を感じるのは大きく違うと思うので、機会があれば是非行きたい。