JJUG ナイトセミナー「WildFly 8 ローンチ記念」行ってきました
久しぶりのJavaEEということで行ってきました。
やっぱりEEはいいですねー。
リンク
DoorKeeper
【東京】JJUG ナイトセミナー 「WildFly 8 ローンチ記念」Red Hat共同開催 - 日本Javaユーザーグループ | Doorkeeper
発表資料はこちら。
What’s new in WildFly 8 ?
wildfly-deck/deck/slides.html at master · arun-gupta/wildfly-deck · GitHub
Undertow
WildFlyについて
What’s new in WildFly 8 ?はJavaEEの有名人、Arun Guptaさんが世界中でやったセッション。
日本でもやる予定だったけど、「日本人がやればいいんじゃね?」ということで今回のセッションが開催されることになったようです。
WildFlyって何?
Java EE 7準拠のアプリケーションサーバです。
昔はJBossASという名前だったけど、JBossから始まるプロダクトが非常に多く、ぐぐらビリティが悪いから名前を変えたそうです。
なお、RedHatが出してる有償サポート版であるJBossEAPは、専門の検索サイトが有るらしいので問題はないそうです。
WildFlyEAPにはならないっぽい。
特徴は早いこと。
デモだと1.5秒で起動しています。
載せてるアプリにもよるけど、TomcatとゴテゴテSpringより起動は早そうです。
また、非常に開発者フレンドリーらしいです。
どこが変わったの?
- サーブレットの部分をTomcatベースのものから高速なWebサーバーのUndertowに変更
- WebSocketを使用することで、使用するポートを5から2に減らした
- ロールを使用したアクセス管理・・・
- 自動パッチ機能
Zipファイルをダウンロードしてアップデートすることが出来ます。
更に元のバージョンに戻すことも可能。
他にもこんな機能が
- JDK8に対応
ただし、まだ対応版はJavaEEのコンパチビリティテストを通っていない
コンパチビリティテストの方がJava8に対応するのを待つらしい - RESTEasy3はJerseyよりも優秀らしい
- Hibernate searchで全文検索出来るようになった
使いどころとしては、不動産の検索とか。デフォルトで入っているのがスモイ。 - デプロイメントごとにセキュリティの設定が変えられる
クラウド環境で使うことを想定しているらしい。 - 元からクラスタリングテクノロジーが強い
- EJB2.1のEntityBean、JAX-RPC、JSR88をバッサリとカット
- クラウド対応
OpenShiftやCloudBeeなど。 - 有償サポートであるEAPのJavaEE7対応版はWildFly9がベースになる。
WildFlyは来年の頭に出る予定なので、EAPは来年の中頃くらい。
楽しみに待ちましょう。
(そのころはJavaEE8の話題で持ちきりな予感もする・・・)
Undertowのお話
Undertowとは?
- Webサーブレットコンテナ。2012/7に初コミットの若いコンテナ。
- パフォーマンスが凄くいい。
- XNIOというライブラリを使用。
- とにかく軽い。ヒープに展開しても10MBくらい。
- JBoss7まではTomcatの強化版。
強化版はパフォーマンス向上、クラスタリングの独自実装。
Struts祭りで被害なし。 - そんな強化猫から乗り換えた理由は、Webの発展についていくのが難しくなったから。
特徴
- ワーカー、リスナー、ハンドラーから構成。
- Requestを受け付けるとハンドラを呼ぶ。
ハンドラを小さい処理を記述し、それをチェーンしていく方式。
サーブレットフィルターみたいなイメージかも - Wildflyで動くときはハンドラーを自動で登録してくれる。
その他
まとめ
GlassFishと比べて勢いがある印象。
やっぱり有償サポートが控えてるっていうのが強みな気がする。
Undertowは単体で使うのはちょっと難しそうですけど、WildFlyに組み込まれている分には問題なさそう。
Tomcat以外の選択肢が増えるのはとてもいいことだと思います。
JSFさんの空気っぷり・・・。